11.パーソナルカラー(2)

こんにちは、
幸運カラーコーディネーターの
天乃美音です。

こちらのホームページでは

“今より100倍ハッピー色な毎日を!
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をメインテーマに情報をご提供しています。

今回はパーソナルカラーの続きです。

前回、自分の色素を判断する『自分に似合う色を選ぶ方法』をについてお話しました。

自分の色素」はフォーシーズン色の3属性を使って判断するでした。

今回は自分に似合う色と合わせる、その他の色(メイクや服装などの色)についてです。
結論を先に言えば公式はこれです。


「自分の色素」✕「その他の色
『似合う色(客観的な色)』

 

「その他の色」には対比反射が絡みます。
今回はここを中心に見ていきましょう。


対比について

対比には以下の3つがあります。

1.色相対比…顔色が黄ばむ原因になりうる

2.明度対比…顔色が暗くなる原因になりうる

3.彩度対比…顔色がくすむ原因になりうる

 

《1.色相対比とは?》

色相の異なる色を合わせると、互いの色が強調される現象。
周囲の色の影響により、実際の色よりもズレが起こります。

図1

図1の文字は全く同じ色です。
しかし下の文字色の方が黄色よりに見えます。これは背景色が異なるためです。

文字色は背景色に対し、違いがより強調されて見えます。
背景色を下の色相環で考えると解りやすいと思います。
(※図の●は文字色です。)


*図1のAは、文字色よりも背景色は黄色寄りの色です。
このとき文字色は反対の青色側に引っ張られ、文字が青みががって見えます。


*図1のBは、文字色よりも背景色は青色寄りの色です。
このとき文字色は反対の黄色側に引っ張られ、文字は黄みががって見えます。

着る色で顔が黄ばんだり青ざめたり見えるのは、この色相対比のためです。

 

《2.明度対比とは?》

明度の異なる色を合わせると、互いの色の明るさが強調される現象。
周囲の色の影響により、実際の色よりも明るく見えたり、暗く見えます。

図2

図2の文字は全く同じ色のグレーです。
しかし右の方が、より明るく見えます。これは背景の明度が異なるためです。

明度対比では下記のようなトーン図で考えると解りやすいと思います。


*図2のAの見え方。
背景が白に近づくと、本来よりも文字が暗く見えます。


*図2のBの見え方。
背景が黒に近づくと、本来よりも文字が明るく見えます。

着る色で顔色が明るく見えたり暗く見えたりするのは、この明度対比のためです。

 

《3.彩度対比とは?》

彩度の異なる色を合わせると、互いの色の鮮やかさが強調される現象。
周囲の色の影響により、実際の色よりも鮮やかに見えたり、くすんだように見えます。

図3

図3の文字は全く同じ色です。
しかし上の文字色の方が彩度が高く見えます。これは背景色が異なるためです。

彩度対比では下記のようなトーン図で考えると解りやすいと思います。


*図2のAの見え方。
背景が低彩度の場合、本来の文字色より高彩度に見えます。


*図2のBの見え方。
背景が高彩度の場合、本来の文字色より低彩度に見えます。

着る色で顔がくすんで見えるのは、この彩度対比のためです。

 

反射について

反射には以下の2つがあります。

1.光の反射

2.色の反射

 

《1.光の反射とは?》

色によって光の反射が強かったり、逆に吸収したりして、顔映りを変える要因。

明るい色は光を沢山反射するため、その反射効果で顔色が明るくなります。レフ板と同じ効果です。
暗い色は光を吸収するので、顔映りが暗く見えたりもします。

かといって単に明るい色を着れば良いわけではなく、その人の色素により顔が不自然に白く見えたりもするのです。

 

《2.色の反射とは?》

色自体が反射し、顔色に影響を与える要因。
似合う色は色素とバランスがとれているので、不自然に顔に映り込む事はありません。

【反射しやすい状況や色素のタイプ】

  • 色相にかかわらず高彩度の色
  • 肌が薄く赤みがでやすい色素の人
  • 肌質がソフトでパウダリー色素の人

肌の色素が強い色素のタイプや、肌ツヤやハリがある色素のタイプは、鮮やかな色を着ても調和しやすい傾向があります。

◎改善策
顔と服の間に、似合う色のスカーフなどを挟むと反射を和らげられます。

 

《対比による色の影響》

色は組み合わせによって、何らかの対比現象を起こっています。
そして以下の2点は色の効果的な使い方の基本の考え方です。

  • 面積が大きいほど色の効果は大きい。
  • 似合う色は上半身に使うと効果が高い。

例えば以下の絵のように、上半身の色を反対にするだけで印象が違います。

暗い色が顔周りにある場合。

明るい色が顔周りにある場合。

印象が違いますよね。

しかし、自分に似合う色が必ずしも好きとは限りません。そのような場合には、小さい面積からトライしてみましょう。

襟もとだけ色を使う、スカーフを巻いてみるなどです。

色を効果的に使うと、印象は必ず変わります。
皆さんもご自身に似合う色を探してみてくださいね